2013年8月27日火曜日

苦い記憶




さわやかな風が吹く朝になりました。

日中は、暑くなるらしいので
今のうちに秋風満喫しよう♪ と 
窓を開け放って、古紙回収の準備などしていると・・・



聞いたことがない野太い外猫のうなり声。

ハッと窓の外に目をやると
外猫さんが、庭に来ています。
見かけたことがない、とても痩せたキジ猫さんです。


私と網戸越しに目が合うと、すたすたと立ち去って行きました。



「野太い外猫の声」と思ったのは、めいの声でした。



いつもは、高いかわいい声で、キャーキャーとごはん催促するめいですが、
キジさんが立ち去っても、大きく気持ちが揺れておさまりません。

ごめんね。
窓もカーテンも閉めようね。

ウォウー・・ウォワー・・とモカに向かって唸っています。
しっぽはボンボン、足の間に入ってしまい、背中の毛は逆立っています。
耳が伏せてしまい、スローモーションのようにしか動けません。


モカも、驚いて後ずさり。


ひとときおさまりませんでした。


これでも落ち着いたニャのよ。




あんな声や様子は、飛行機に乗せるためにキャリーに閉じ込め、
人混みのモノレールの中でもなかったこと。
あれだってどんなに不安と恐怖の中だったことか。

お外で暮らしていた時、つらいことがあっただろうというのは
単なる想像でしたが、
苦い記憶が、今、めいの中で蘇っていることを目の当たりにしました。


嫌な記憶は、なかなか消えない。


自分の事を振り返ってみても、
忘れた気がしていても、何かの拍子で一気に細かい部分まで噴き出してくる。


私に何ができるだろう。




1時間以上たった、今は、手足を投げ出して寝ています。少しホッ。






今日も、お立ち寄りくださいまして、ありがとうございます。
それでは、また明日。





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